04/December
衣替えができるってどんな仕組みでしょう。
一般的な住宅は、夏の暑さや冬の寒さは冷暖房機を稼働することで解消しています。エアムーブ住宅は機械力に極力頼らず、家の基礎部分と棟部分を開閉することで空気の調整をします。冬の暖かい陽射しは取り入れ、夏の熱い空気は外に逃がす。季節に合わせた家の衣替えができるのです。
通常、1棟の建物ですべての四季に対応するのは至難の業。南国では日射しを遮り風通しのいい夏仕様の家が、北国では風雪から守る冬仕様の家が発展してきたように、住まいの形状や性能・機能はその地域の気候風土に大きく左右されます。ただ、程度の差こそあれ夏暑く冬寒いのが大半。群馬県前橋市は、最高気温 37℃、 最低気温マイナス6.1℃(2016年)と、その典型のような町です。この落差に合わ せようとすると結局どっちつかずで、暑くて 寒い冷暖房費がかかる家になってしまいます。そこでエアムーブ住宅では空気の入口(基礎給気口)と出口(棟排気口)を設け、その出入口を夏は開き、冬は閉じるだけ。空気の流れを変えることで、 つの住まいでカンタンに夏・冬どちらの仕様にも変身することができます。家なのにオールシーズン対応って、気が利いています。
空気が「流れる」「動く」と聞くととても自然なことのようですが、思いどおりに操るのはとてつもなく大変です。
自然のエネルギーは本来気まぐれで、住まいに活かすには〝仕掛け〞が要ります。空気
04/December
一般的に建物の基礎を断熱する方法はシロアリが大敵です。基礎に貼られた断熱材は、シロアリにとって格好の標的となります。
蟻道を作りながら土台部分にたどり着くと、木材を餌とするシロアリは
05/December
近年、サッシ・断熱材などの性能が良くなり高気密・高断熱化の住宅が多くなりました。その反面、冬の結露、夏の湿気・熱気、有害物質によるシックハウス症候群などの弊害もうまれています。従来の「室内だけの
21/December