空気を動かす「逆止弁」構造

04/December

空気が「流れる」「動く」と聞くととても自然なことのようですが、思いどおりに操るのはとてつもなく大変です。
自然のエネルギーは本来気まぐれで、住まいに活かすには〝仕掛け〞が要ります。空気の出入口を開閉して衣替えするだけでは不十分なのです。

「逆止弁エアフィン」

冷気は下に、暖気は上に移動してよどむという空気の性質を考えると、かなり難易度の高いことを電気も使わずに行うことになります。それを可能にする重要なカギがこの「逆止弁エアフィン」です。エアムーブ住宅には心臓と同じ仕組みが建物内に存在します。

空気を動かす仕掛け

血液の逆流を防ぎ、全身に順序よく健康な血液を流すために不可欠な「逆止弁」は私たちの心臓に4つあります。同じ役割を果たす逆止弁が、エアムーブ住宅の外壁と屋根の通気層には60〜80個ついています。この逆止弁は、わずかな空気の動きに反応して開閉。空気を動かしたいときには大きく開き、建物内への空気の流入を止めたいときには隙間なくピタッと閉まります。自然の状態では動かないやっかいな床下の空気も、大きな逆止弁で動かして通気層の空気を力強く上昇、小屋裏に集まった暖気を床下に移動させる空気の流れがつくれます。空気が動き続けるため、エアムーブ住宅の 床下、壁のなか、小屋裏は20数年経っても新築時と同じようにキレイなままなのです。

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